いつも旬な男の物語(197)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと 71」〜
結局のところ、第一・第二志望の大学に受からなかったのは、自分の実力の無さが原
因だった。
過去問が早くから発売されているので、それに沿った勉強をする時間は十分にあった
はずなのに、それができていなかったのは自分の不手際だった。
これは俺にとって大きな教訓となった。
両親の前では第三希望の大学(文学部英文科)に入学することを伝えたが、俺の中で
は第一志望の大学に行きたいという思いがまだ残っていた。
だから、アルバイトでお金を貯めて、来年の受験費用を稼ぐことにした。
入試を終えた俺は高校時代の友人である佐兼と連絡を取り合い、アルバイトニュース
ですぐにでもできそうなバイトを探した。
幸運なことに新装開店のうどん屋のバイトを見つけた。
時間が夜の10時から朝の5時ごろまでの深夜勤務で、時給は¥580だった。
深夜勤務だったのと、深夜の割には時給が安いというのが引っかかった。
まあ、高2の時のバイト代は時給が¥380だったから、それに比べたらそこそこいいか
と、単純に考えて時給については納得した。
深夜勤務については、春休みだったので翌日の授業はなかったので難なくクリアした
のだった.....