いつも旬な男の物語(204)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと 78」〜
夏休みは長期の休暇を利用して、泊まり込みのアルバイトをすることに決めたので、
「おかめん」のバイトは辞めることにした。
事前に店長に伝え、残念がっていたが俺の気持ちも強く、確定もしているので最後は
快く了承してくれた。
俺が生まれて初めてアルバイトをしたのは高2の冬休みだった。
大手スーパーの1階食品売り場だった。
時給は¥350で1日8時間働いた。
高校生で仕事の経験をしたのは俺にとって大きな財産となった。
自分でお金を稼ぐことでわかったお金の有り難味。
仕事を任されることによる責任感と喜び。
お客さんとのやり取りの楽しさ。
バイト仲間や従業員さんとのおしゃべりを通じて得られる知識と刺激。
そして、何よりも毎日当たり前のように暮らしている日常生活は父がお金を稼いでき
てくれているから成り立っているということ。
そのお金で日々の生活を母が滞りなくやってくれているということ。
簡単に言えば、両親への感謝の気持ち・お金の価値・働くことの喜びと楽しさが身を
もってわかった。
大学生になって「おかめん」でバイトした時は、翌年の受験費用を稼ぐというのが大
きな目的だったので、高校生の時のような気持ちはあまり感じなかった。
だからこそ、まだまだうぶで素直な気持ちのある高校時代にアルバイトをしたことは
俺にとっては貴重な経験だった.....
「おかめん」は俺が