いつも旬な男の物語(156)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと㉛」

 

  高2のホームルーム合宿が俺の中で強く印象に残っているのは、同じクラスに大好き

  な女の子がいたからだ。

 

  薄茶色で長い髪の毛をしていて、風が吹くとその髪の毛がふわっとたなびく姿がとて

  も美しかった。

 

  面長で少しふっくらとした頬と切れ長で一重瞼の大きな瞳がとてもかわいかった。  

 

  こんなかわいい子と同じクラスになれただけでも俺は凄く嬉しかったのに...

 

 

  彼女と同じ保健委員になれた時はもう目の前にお花畑が広がっているみたいな気分に

  なった。

 

  どんな成り行きで俺が委員になったのかは覚えていないが、彼女と一緒というのが何

  にもまして嬉しかった。

 

 

  学期に何回か委員会があり、出席すると席は必ず隣同士に座ることになっていた。

 

  最初の委員会は彼女の隣に座るだけで俺の気分はふわ〜っと舞い上がってしまった。

 

  クラスでの席は離れていたが、彼女と唯一近くにいられるのはこの委員会の時だけだ

  った。

 

  だから、この委員会がとても待ち遠しく、毎日委員会があればいいのになぁっていつ

  も思っていた。

 

 

  でも、俺にとってマドンナ的な存在の彼女が.....