いつも旬な男の物語(135)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと」⑪〜
ひょっとしておふくろは教えるのが好きだったのかもしれない。
おふくろは家庭ではまさしく俺の先生だった。
小学2年生になると学校生活にも慣れ仲間も増えて、俺も少しは腕白小僧になっていっ
た。
小学校2年生から4年生は同じ担任の先生が持ち上がった。
メガネをかけた若い男の先生で、30年ぐらい経ってクラスの同窓会をした時も当時の
面影が色濃く残っていた。
こどもが大好きな先生で、放課後は運動場でほぼ毎日ドッジボールをして一緒に遊ん
でくれた。
球が速くて、先生のボールを取ろうとみんな躍起になって前に出ていた。
先生の投げたボールを上手に受けると誰もが自慢げな表情をしていた。
女子も混じってやっていたが、好きな女の子がいると俺もつい調子になってカッコイ
イ所を見せようと躍起になっていた。
同窓会の時に初めて知ったんだが、あの頃は新婚ほやほやだったそうだ。
あまりお金もないという事で、ちょくちょく用務員室で寝泊まりしたらしい。(^ ^)
ちょうどその時の同窓会には、クラスは違ったけど用務員さんの娘さんも来ていて、
懐かしく話をしていた。
そんな担任の石川先生のことで一番印象に残っているのは.....