いつも旬な男の物語(153)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと㉘」

 

  石山先生の言葉に少し不安を覚えながら帰宅すると、おふくろが「今、高校から合格

  通知が来たわよ」と喜びながら言った。

 

  俺は内心ホッとして「よっしゃ〜!」とガッツポーズで喜んだ。

 

  おふくろはすぐに学校に電話をして、先生に伝えた。

 

  俺は合格通知書を持って再び学校に戻り、先生に報告した。

 

  「よかったわね。おめでとう、如月君。先生もホッとした」と言って先生はニッコリ

  笑った。

 

 

  中学の3年間でも先生方から多くのことを学んだ。

 

  わかってもらえるまでとことん生徒に向き合おうとする情熱を三石先生から学んだ。

 

  厳しさの中にも優しさを持って生徒と触れ合うことの大切さを大林先生から学んだ。

 

  生徒ひとりひとりのことをまるで自分のことであるかのように思い行動し、どこまで

  も石山流で生徒たちに触れ合う先生からは、自分流を持つことの素晴らしさを学んだ。

 

 

  卒業式が終わって、校庭で記念写真を撮ったり、石山先生と喋ったりして俺は学校を

  後にした.....

 

  

  この学年の同窓会が卒業後26年の年月を経て母校で行われ、多くの卒業生と恩師が列

  席した。 

 

  その4年前にも第1回の同窓会が行われたが、俺とは連絡が取れなかったので出席する

  ことができなかった。

 

  でも、第2回の同窓会には出席し、2次会のカラオケ大会にも参加して、西城秀樹の「傷

  だらけのローラ」を熱唱した!

 

  第3回の同窓会では好きだった女の子と隣り合わせで懐かしい話ができて嬉しかった。

 

  中学の同窓会はオリンピック年に毎回行われることになっている。

 

  コロナの影響もあったので、次は来年の予定だ!