いつも旬な男の物語(104)〜先生の言葉に救われた㉕〜

 

  これからは教育のあり方が日本を変える。

 

  世界の国々から日本を訪れる観光客や日本在住の人たちが日本を絶賛するのは教育の

  お陰だと俺は思う。

 

  ゴミ箱が街から消えても、ゴミをそこら中に捨てないで家に持って帰る。

 

  落とし物をしてもほとんどの物が交番などに届けられて、落とし主の元に帰る。

 

  災害が起こっても暴動が起こらず、整然と列を成して待てる。

 

  夜道を女性や子ども一人でも外を歩ける。

 

  まだまだたくさんあるが、こんなことができるのも教育が行き届いているからだと思

  う。

 

  例外はもちろんあるが、国として日本が誇れることは間違いない。

 

 

  少し脱線してしまった(^ ^)

 

  生徒たちの感想文を読みながら、俺は自分の心が涙とともに浄化されてゆくのを感じ

  ていた。

 

  清々しさすら感じながら、その夜は久しぶりに翌朝が楽しみに感じられた。

 

 

  翌日、学校に行くと学年主任に呼ばれた。

 

  「如月さん、今日の学年集会でなんか喋れ」と笑いながらも有無を言わせぬ迫力で富

  田先生。

 

  「はい、わかりました」即答する俺。

 

  というわけでいきなり当日の6時間目に学年集会で話をすることになった。

 

  どんな話をしようかなと考えていたら.....