いつも旬な男の物語(194)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと 68」〜
試験を終えた結果は英語についてはそこそこできたが、世界史はうろ覚えの語句を使
いながら何とか文章にしたという感じだった。
文字数はクリアーできたが、論理的だったかはわからない。
3浪での受験が全て終わった結果は、3勝2敗だった。
関西での私立大学は全て合格した。
関東の大学は2校とも落ちた。
不合格の原因は何となく俺にもわかっていた。
2校とも受験後に大方予想はついていた。
しかし、ひょっとしてという可能性に一縷の望みを託していた。
関西の私大は合格発表は見にいったかどうかは覚えていないが、関東の2大学は足を運
んで確認した。
薄々感じてはいたことだが、実際に自分の受験番号がないのを目の当たりにするとシ
ョックは隠せなかった。
どうしようもない絶望感が俺を襲い、帰り道の足取りも重かった。
現役から3浪までの4年間で受かったのは最後の年の3校だけだった。
本命なら最高に嬉しかったが、そうではなかったのでこの結果はこたえた。
さて、関西の大学に通うのか、それとも東京へ出てきて新聞配達をしながら再度受験
するのか少し考えた結果.....