いつも旬な男の物語(189)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと 63」〜
俺の本命である外国語大学の二次試験を受けるには共通一次の合計点数が780点以上
あれば受験資格が得られるという予想だった。
俺の取った830点という点数に自信を持ち、早速外国語大学(英米語科)に願書を送
った。
共通一次試験の合計点数が大学側の二次試験受験資格最低点数に満たなければ、受験は
できないので受験生は誰もが慎重になった。
自己採点が正確でなければ、志望校を確定するのは難しかった。
そのために共通一次試験の答えを正確に問題用紙に書くことが最低でも必要だった。
願書を出すと大学から受験証が送付されてきた。
これで俺は本命の大学を受ける権利を得た。
ひとまず安心をして受験勉強に励んだ。
そして、第二希望である私立の外国語学部(英語科)に願書を出した。
これが俺の最後の受験だということもあり、一応滑り止めとして私立の文学部(英文
科)と法学部を受けた。
語学が一番勉強したかったので、外国語学部のない大学は文学部(英文科)を滑り止
めにした。
もう一校法学部を受けたのは、二つの大学の文学部の入試日が同じだったから。
どうせなら英文科に力を入れている大学を受けたかったので、もう一方は法学部を受
けることにした。この大学は法学部に力を入れていたから.....