いつも旬な男の物語(160)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと㉞」
高3の夏休みに俺の進路を変えるきっかけとなったのは「20ヶ国語ペラペラ」(種田
輝豊著)という本だった。
本屋でこの本を見つけて少し立ち読みをしたら「よし!俺もいろんな国の言葉を学ぶ
ぜ!」と大いなる刺激を受けた。
それを買って電車の中で貪るが如く読んだ。
1日で読み終えると、俺の頭の中は英語はもちろんのこと、諸外国の言葉に対する興
味が泉のように湧き出てきた。
英語に関してはスピーキングの練習をするために当時流行っていたリンガフォンの英
語コースを買って毎日学習した。
英語以外では「ロシア語4週間」などの書籍やNHKテキストのフランス語講座で学習
した。
夏休みが過ぎて、本格的に受験勉強をすべき時でも語学学習ばかりしていた。
語学以外の勉強は定期考査の勉強ぐらいしかしていなかった。
それぐらい語学学習に熱中していた。
担任の八瀬先生との進路相談では外国語学部のある大学を受けることを伝えた。
先生とは高3の時よりも、浪人してからの方が思い出に残っている。
受験に必要な調査書を数枚書いてもらうために母校を訪れて、その当時の勉強の捗り
具合などをいろいろと話した。
卒業しても先生の人柄や柔和な感じは変わっていなかった.....