いつも旬な男の物語(140)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと」⑯〜

 

  島田の家で見たアニメは『ジャングル大帝レオ』だった。

 

  このアニメを彼の家で見た後は島田や彼の妹と遊んだり、彼のお母さんの出し

  てくれるお菓子を食べたりして寛がせてもらった。

 

  この時間と空間が俺には本当に心地よかった。

 

 

  西野先生との思いでは、島田なしでは語れない。

 

  ある日の休み時間のことだった。

 

  島田はひとりの女の子にちょっかいを出した。

 

  そばには俺もいた。

 

  その女の子はすぐに先生に告げに行った。

 

 

  俺たちは先生に呼ばれて「なんでそんなことをしたの?」と厳しい顔で聞かれた。

 

  俺たちは最初はモジモジしたり、ニヤニヤしたりして何も答えなかった。

 

  少しして島田が「如月に言われたから」と言った。

 

  先生は「それ本当?何て言われたの?」と厳しい表情を崩さずに先生は言った。

 

  島田は少しニヤけながら黙っていた。

 

  先生は「如月君は何て言ったの?」と厳しい顔のまま今度は俺に言った。

 

  俺も照れ笑いしながら黙っていた。

 

  

  すると先生は「『やらなけりゃ、ちんちん揉むぞ』って言ったの?」と何となく無理

  に怒ってる顔で俺にズバッと言い放った。

 

  二人は「えっ!?」という表情で先生の顔を見た。

 

  まさか先生がちんちんなんて言葉を発するなんて思いもしなかった。

 

  呆気に取られている俺たちに先生は厳しい表情のまま「これからはこんなことをして

  はいけません」と言った。

 

  二人は「はい」と言って、ようやく解放された。

 

 

  「何で俺があんなことを言ったのを先生は知っていたんだろう」と不思議に思いなが

  らも、俺は.....

 

 

      

 

      

 

  

 

  

 

  

 

 

  そこで、