いつも旬な男の物語(139)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと」⑮〜

 

  先生の手作りカレーをよばれながら、みんなで楽しくおしゃべりをしていた。

 

  もうすぐ結婚することになる男性のことなどを先生の口から直接聞いたり...

 

  先生の小さい頃の話を先生のお母さんから聞いたり...

  

  

  近くに公園があり、そこのブランコに乗ってみんなで遊んだことも覚えている。

 

  先生の家に遊びに行ったことで、何となく俺は先生により近づいた感じがして嬉しか

  った。

 

 

  西野先生との思いではまだまだある。

 

  大室の他にも島田という仲のいい友だちがいた。

 

  彼とは放課後によく遊んだ。

 

  日曜日に彼の家に遊びに行って、一緒にテレビを見るのが楽しみだった。

 

  

  彼の家は私鉄の駅の前にあり、1階は事務所で2階の8畳ほどの部屋に家族が寝起きし

  ていた。

 

  初めて彼の家に遊びに行った時、何故かこの家の雰囲気が気に入った。

 

  それから休みの日になると、ちょくちょく彼の家に行くようになった。

 

 

  8畳ひと間が台所・居間・寝室・勉強部屋を兼ねていた。

 

  そのひと間が俺にはまるで基地のように感じた。

 

  とても大切な空間であると同時にもの凄く居心地のいい場所だった。

 

 

  日曜日になると決まって彼の家に行き、テレビでニメを見たものだ。

 

  そのアニメは.....