いつも旬な男の物語(124)〜教師の視点「勉強(法)」⑪〜

  勉強が好きになれば成績も上がり、成績が上がれば一層勉強が好きになる。

 

  相乗効果の影響が正のスパイラルを引き起こし、他にも好影響をもたらす。

 

 

  そんな状態になると、毎日が何をしていても楽しく感じられるようになる。

 

  そうなれば人生ほど面白いものはない!

 

  ただ.....と感じるようになる。

 

 

  そうは言っても.....

 

  「勉強が難しくなってきて、嫌いになった」

 

  「友だちから無視されて辛い」

 

  「親と喧嘩してむしゃくしゃする」

 

  「仕事が面白くない」

 

  「職場の雰囲気が悪くて行きたくない」

 

  まだまだ嫌なこと・面白くないこと・辛いことなどいっぱいあり、毎日ため息をつい

  たり、愚痴をこぼしたり、自暴自棄になったりすることもあるだろう。

 

 

  でも、そこでちょっと考えてほしい。

 

  「そんなことを考えることができるのはなんでだろう?」と。

 

 

  それは今生きてここにいるから。

 

  この世に生まれてきたから。

 

  お父さんとお母さんが出会い、絶妙のタイミングで交わり受精したから。

 

  ずっと大昔から命を紡ぎ合ってきたから。

 

  

  そんな一つ一つの事が今まで連綿と繋がり合ってきたからこそ、今ここに存在してい

  る。

 

  これは奇跡に近いことだ。

 

 

  ただ、そう感じ、そう思えるだけで、生きる勇気が湧いてくるのではないだろうか。

 

  そうなれば、必ず活路が見出せる。

 

 

  「勉強が好きになるにはどうしたらいいか?」から始まった物語は「今生きているこ

  とに思いを馳せれば、何でもできる!」というところに行き着いた。

 

 

  これからどこへ向かうかは人それぞれだ。

 

  俺はここから新たな道を切り拓いてゆく.....