いつも旬な男の物語(81)〜先生の言葉に救われた②〜
公立中学の教師としての歴史が4月1日から始まった。
数日間の研修を終え、いよいよ赴任校での教師生活が始まった。
と言っても春休みなので授業はなく、生徒は部活で来ているだけだった。
最初の職員会議が始まり分厚い冊子を配られた。
その中には教職員の学年配置などが書かれている書類もあった。
どの教師も自分が何年の学年で、担任なのかどうかにとても関心があった。
俺も他の先生に負けず劣らず関心があったので、早くそのページを探した。
そして、見つけた。
俺は2年の学年で、副担任だった。
それがわかった時とてもがっくりときた。
担任だと思っていたから。
職員会議が終わってからも「担任だと思っていたのに」と面白くない表情でため息を
ついていた.....