いつも旬な男の物語(68)〜夏休みの思い出④〜

 

  かつては河川敷にたくさんあった池で起こったひと夏の出来事だった。

 

  今では綺麗に整備されて、公園・球技場・ゴルフ場などになっているが、当時は本当

  にたくさん溜池のようなものが存在していた。

 

  今から振り返ればちょっぴり怖くてスリルに満ちた経験だった。

 

 

  俺が小学生の頃は、夏休みに入る前に必ず担任の先生から生活面の諸注意を受けた。

 

  今でも1学期の終業式の日には必ず担任や生徒指導の教師から夏休みの生活について

  の話がある。

 

  今と昔(俺たちの頃)とでは言い方が違うが、子どもたちの安全を守るという意味では

  狙いは同じだ。

 

 

  俺の通っていた小学校から歩いて30分ぐらいのところに大きな川が流れていた。

 

  その堤防の土手や草原で遊ぶ子どもたちが多かった。

 

  草原もススキなどが伸び放題で背丈も2m近くあった。

 

  迷い込んだらぬかるみに嵌ったり、川に落ちたりすることもあり危険だった。

 

 

  そんな地域に住んでいたので、今でも小学生の時に担任の先生から言われたことで

  はっきり覚えていることがある.....