いつも旬な男の物語(31)〜教師に憧れて㉛〜
前日に授業の準備を万端にして臨んだが...
初めての授業はかなり緊張した!
当たり前のことだが、見学者と授業者とでは立場が全く違うことを身を持って知った!
緊張してうまく言葉が出なかったり、ついつい同じことを繰り返し言ったり、一つの単
語に時間をかけすぎたりするなど...顔が赤くなったり汗をかいたりの連続だった。
でも、不思議と最初の5分程が過ぎると、何となく俺は自分のペースを掴んだような感
覚でやっていた。これは教師になってからも変わらない。
〝最初の5分で俺は自分の波に乗る!″
初授業を終えて実習生の控室に戻って来た時は汗びっしょりだった(^ ^)
と同時に気分は爽やかだった。
毎朝の授業が始まる前は、職員室で教職員の打ち合わせがあった。
実習生はそれぞれの指導教師の横でパイプ椅子に座って、朝の会で生徒たちに伝える
べき事柄をノートにメモしていた。
実習が始まって2〜3日すると、クラスでの朝の会と終わりの会も俺に任されるように
なった。
朝の職員打ち合わせでメモした事柄を本田先生に確認してもらい、OKが出たらクラス
で伝えていた.....