いつも旬な男の物語(75)〜喫茶店のテラス席で①〜

 

  今日、妻と郊外の喫茶店に行って来た。

 

  とあるモール内にあるカフェで、とても繁盛していた。

 

 

  三番目の待ちだったので、店のぐるりを二人で歩いてみた。

 

  すると、店の西側にテラス席があるのに妻が気づいた。

 

  

  名前を呼ばれた時に「テラスでお願いします」と言うと店員さん(男性)は少し驚き

  ながらも笑顔で案内してくれた。

 

 

  俺は冷房が効き過ぎると寒いので、いつもは「あまり寒くない場所をお願いします」

  と前もって伝えることにしている。

 

 

  今日のカフェも店内に入ると、冷房が効き過ぎていた。

 

  しかし、テラス席があるので「よっしゃ〜」と思った。

 

  妻も外で冷たいものでも飲みたいと言っていたので、テラス席に決まった!

 

 

  実際にテラス席に座ってみると、強い日差しがテーブルの半分ぐらいまで攻めて来て

  いた。

 

  昼の2時頃だったが、庇があるお陰で足元あたりにしか直射日光も当たらなかった。

 

 

  店員さん(女性)が水とおしぼりをもって来てくれた。

 

  「この席で暑くないですか?」と柔らかい笑顔で店員さんは言った。

 

  「風も吹いてるので大丈夫です」と俺も笑顔で返した。

 

  「扇風機も自由に使ってください」と店員さん。

 

  「こんな暑い日にテラス席に座るなんて珍しいの?」と尋ねる俺。

 

  「私は初めてです」と笑顔で店員さん。

 

  「えっ!俺たちが初めて?」とかなり驚く俺。

 

  「はい」と笑顔で力強く応える店員さん.....