いつも旬な男の物語(26)〜教師に憧れて㉖〜

 

  まずは、校長先生の話があり、続いて実習生の紹介があった。

 

  整列は教科の順番で国語が先頭で英語が最後だった。

 

  生徒たちから見て、向かって左側が国語で右側が英語だった。

 

 

  一人一人紹介されるごとに生徒たちの囁き声が聞こえたり、運動場でざわざわ感が起こ

  った。

 

  俺の前の実習生の紹介が終わり、生徒たちの拍手の音がした。

 

  俺の教科は英語なので一番最後に紹介されることになっていた。  

 

 

  いよいよ俺の番がまわってきた!

 

  

  その時の俺は膝がガクガクと震えていた...

 

  顔は少し緊張していた...

 

  全身が軽く前後に揺れている感じがした...

 

  そんな中で遂に俺が紹介された!

 

 

  「最後は如月京太先生です。教科は英語です」

 

 

  「英語です」と言われた瞬間、ほんの一瞬の間が空いて.....