いつも旬な男の物語(79)〜80億分の1②〜
1970年(昭和45年)俺が小学生の時の社会の教科書には、世界の人口が33億人と
書いてあったのを覚えている。
今でも強烈に覚えているのは、社会のテストで満点を取ったからだ。
思えば、あの頃は約33億通りの生き方があった。
あれから53年経って今は約80億通りの生き方が存在する。
そう思えば今の人は53年前に比べたら、2.5倍の生き方に触れることができる。
実際には難しいが、インターネットの普及のお陰で膨大な数の人の生き様を垣間見る
ことができる。
何て素晴らしい時代なんだと俺は感じている。
確かウルトラマンかウルトラセブンだったか、科学捜査隊の隊員同士がテレビウォッ
チのようなもので通話をしていた記憶がある。
その頃は「すげえ」とか何も思わず、ただドラマの中でのワンシーンというぐらいに
しか思わなかった。
でも、今振り返ってみたら約50年後の技術がドラマの中ではあるが、当時既に実現し
ていた。
あと50年いや今の時代だから、10年したらどんな世界が実現しているのか本当に楽し
みだ。