いつも旬な男の物語(67)〜夏休みの思い出③〜
俺が思い切って走り抜けようとして、ダッシュで2〜3m進んだら...
ひとりの男に捕まった!
「しまった!」と思ったが後の祭りだった。
男は不気味な笑みを浮かべながら俺に近づいてきた。
男は俺を捕まえ、奇声を発しながらお姫様抱っこのように持ち上げて勢いよく池の中へ
放り投げた!
先にすり抜けた2人の仲間の姿は俺の視界にはなかった。
俺は心細さと怖さで一目散に池から上がった。
すると少し離れたところから仲間2人も心配そうに俺の方を伺っていた。
もうここまで追っては来れないだろうと思ってホッとしたら急に腹が立ってきた!
「くっそ〜、あいつらめ!」と怒りがメラメラと湧いてきて、俺はそばに落ちていた
棒切れを何本か池に向かって投げまくった!
「おっ、なんか飛んできたぞ!あいつらだな」という声が聞こえ、俺たちは一目散で
タフ瓶を仕掛けてある場所まで走った。
サッと片付けて「ばかやろう!」と大声で叫びながら3人は池を後にした.....