いつも旬な男の物語(32)〜教師に憧れて㉜〜
2年8組で朝の会をやり始めて気づいたことがある。
それは生徒ひとりひとりの顔・表情・様子を観ることがどれ程大切なことかというこ
とだ!
単に教師から生徒たちへ必要な事項を伝達したり
配布物の集配をしたりするだけではなかった。
生徒が笑顔でニコニコしていたら
「今日はなんかいいことがあったのかな?」と俺も嬉しくなったり...
机に顔を伏せていたら
昨日はあまり寝てないので「眠いのかな?」
友だちと揉めて「今は誰にも声をかけてほしくないのかな?」
家で嫌なことがあって「怒ってる顔を見られたくないのかな?」と想像してみたり...
朝の時間は俺にとって素のままの生徒たちに出会える貴重なひとときだった.....