いつも旬な男の物語(72)〜男と女の違い③〜

 

  そして、今では妻といろんなテーマで話し愛(話し合いではない)をすることも多

  くなった。

 

 

  「話を聞かない男、地図を読めない女」という本のことが妻と俺の間で話題になった。

 

  そこから、男とは...女って...という方向に話が広がっていった。

 

  

  〝男は一つのことに集中し、女は全体を統括する″

 

  夫婦の意見はここに一致した。

 

 

  ここに至るまでには色々な意見が出て、熱くなったりもした。

 

  しかし、激しい意見のぶつかり合いを経て、二人ともこの考えに納得した。

  

 

  『男は仕事に一途になり、そこに生きがいを見い出し家族のために身を粉にしてがむし

  ゃらに働く』

 

  『女は家をしっかり守り、子育てをしながら家事全てをテキパキと行う』

 

 

  「俺がもし家事を全て任されたら、部屋の掃除だけで3時間ぐらいかかるだろうなあ」

 

  「女は1日で全てをやらなきゃならないから、それだけに3時間もかけていられない」

 

  「まあ、男はやり出すととことん綺麗にしたがるから、時間がかかるんだろうなあ」

 

  「女はとことん綺麗にできない代わりに、全部を満遍なく綺麗にしようとするわね」

 

  白熱した議論の後こんな感じに二人はお互いの考えに納得した。こんな会話の中に男

  女の特徴が表れている。

 

  

  男はこうあるもんだ、女はこうすべきだというちっぽけな理論に囚われてこの結論に

  達したわけではない.....