いつも旬な男の物語(66)〜夏休みの思い出②〜

 

  タフびんを仕掛けて、他の池で水遊びをしている時だった。

 

  また別の池の方から大人の男のはしゃぎ声が聞こえてきた。

 

  その池にそっと近づいて遠くから見たら、3人の若者が池の中で水の掛け合いなどをし

  たり、泳いだりしていた。

 

 

  「やばい!」と俺たちは思った。

 

  瓶を仕掛けてある池と俺たちが遊んでいる池のちょうど間にある池で男たちが遊んで

  いたからだ。

 

  瓶を取りに行くためには、男たちのいる池の周りにある細い道を通らなければならな

  かった。

 

  その道以外は俺の背丈を超える雑草が生い茂っていて通れなかった。

 

 

  俺たち3人は男たちに気づかれないように小道を通り抜けようとしたが、とっくに気づ

  かれていた。

 

  男たちは池の真ん中から俺たちのいる小道に近づいてきた。

 

  俺の前の2人は男たちが到着する前に小道を走り抜けることができた。

 

  

  俺が思い切って走り抜けようとして、ダッシュで2〜3m進んだら.....