いつも旬な男の物語(128)〜俺は教師だ!「今、一番綴りたいこと」④〜

 

  そのカッコいい人とは、小学校高学年の先輩だった。

 

  幼稚園の時は黄色い旗を持ったおっちゃんのカッコ良さに憧れた。

 

  

  小学校に入った頃は高学年の先輩に憧れた。

 

  登校する集団が横断歩道を渡るときに黄色い旗を持って腕を大きく広げ、俺たちが安

  全に渡り終えるまで見守ってくれている先輩がとても誇らしく感じた。

 

  「早く俺もあの旗を持ちたいなあ」とずっと思っていた。

 

 

  そして、俺が高学年になって集団登校の長になり、あの黄色い旗を手にし、初めて横

  断歩道の見守りをしたときは誇らしく感じた。

 

  まさしく自分が集団のリーダーになった瞬間だった。

 

 

  少し話が横道に逸れたけど、この高学年の先輩も俺にとっては立派な教師だったんだ

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